レコード会社モータウンの創設者ベリー・ゴーディのインタービューを中心に会社の歴史を描いたドキュメント作品。
ベリー・ゴーディ、スモーキー・ロビンソン、マーサ・リーブスらが出演。
ベリー・ゴーディはデトロイトの自動車工場を辞め、デトロイトの一軒家でレコード会社モータウンを創設する。自動車工場で学んだビジネスの基本をもとに会社を成功に導いていく….
黒人のベリー・ゴーディは、人種差別が根強く黒人歌手はTV出演が叶わなかった時代に、レコード会社を立ち上げ、スティービー・ワンダー、マービン・ゲイ、ジャクソン5など数々の人気黒人アーティストを生み出しヒット曲を連発する。さらには映画ビジネスにまで事業を広げ、総合エンターテイメント会社に成長させる。
その礎はデトロイトにあるフォードの自動車工場で職工時代に学んだビジネスのノウハウ。自動車工場の組立ラインでの経験をレコード会社の運営に生かす才能は素晴らしいの一言。
作品はベリーはじめとするはじめとする関係者へのインタビュー形式を主軸に構成されており、当時のアーティストたちの映像を織り交ぜながら、ビジネスのハウツーも描いており、往年の様子や会社の歴史がよくわかる。
もっともアーティストたちが名曲を奏でるシーンはもう少し時間を割いて欲しかった。
とは言え、ラストは社歌で締めるのが音楽ビジネス作品らしい。
”ヒッツヴィルUSA ！”♬
2023.12 BS松竹東急で鑑賞（よる8銀座シネマ・字幕）
