「政治の勉強」だと思ってみてみたが、
小川さんが人間として魅力的すぎて、こんな人だから17年も追えて、ここまでの作品ができたのだろうと感じた。
情熱や良心、信念、謙虚さ、人懐こさ、理路整然とした話ぶり…これほどの稀有な人間であっても「総理大臣になれない」。
私達が無関心を正当化して、政治を、人を見ようとしない、「なぜ君は総理大臣になれないのか」という一見小川さんに投げられているようなタイトルは、「なぜこんな人物を総理大臣にすることができないのか」と私達に強く投げかけられているよう。
そして、また翻って、こういうメッセージに強い説得力を持たせられる小川淳也さんという政治家、こんな方がまだ日本にいるということは希望。
