山田

エルの山田のネタバレレビュー・内容・結末

エル(1952年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

超怖かった... 今まで観たブニュエル作品で一番良かった。

主人公の男は最低最悪なんだがそれでもその恋人は共依存に陥ってしまうのが本質を突いている。
社会的評価が本性に反してやたら高いのも本当にタチが悪い。
そもそも足に欲情して付き纏う発端からして変態的!

拘り抜かれたカット割りと演出が素晴らしく、女性差別をはっきり描いているのも流石。
主人公の狂気を静かに仄めかすラストシーンが見事だった。
山田

山田