監督自らが映画「ローマ」の撮影過程について語るドキュメンタリー。
見応えがあった。
白黒の作品の舞台裏を、カラーで見られるのが楽しい。
監督の幼少期を完璧に再現するために、建物や調度品、小道具、衣装を揃えるこだわりがすごい。
こんなに時間とお金をかけて作るんだ、と途方もない作業に驚いた。
俳優たちに台本を渡さず、起きてくる出来事へのリアルな反応を切りとっていく手法によって撮影された「ローマ」
中でも、主人公が出産するシーンのメイキングには、胸に迫るものがあった。
このドキュメンタリーを観ることによって、新たに映画の中の様々なシーンが思い出され、より深く作品を好きになれた気がする。
映画と合わせて、多くの人に観てほしい。
ぜひ!