ROMA/ローマ 完成までの道の作品情報・感想・評価・動画配信

「ROMA/ローマ 完成までの道」に投稿された感想・評価

mokumoku

mokumokuの感想・評価

4.0
これは絶対にROMAとセットで見るべき!
また本編を観たくなること間違いなしの素晴らしいメイキングドキュメンタリー。

アルフォンソキュアロン監督本人が本編に対する思いやこだわり、技術的なところまで包み隠さず語ってくれる贅沢すぎるドキュメンタリーに圧倒される。

監督の半自伝映画という事も相まって、なるほど本編のクオリティの高さが頷けるこだわりの数々に才能の片鱗が垣間見える。

監督いわく初作品。それ言っちゃうんだと思いながらも次作がますます楽しみになった。
「映画と孤独感は切り離せない」
映画「ROMA」の撮影の裏側を監督のインタビューとともに覗き見する作品
監督の考え方やどんな哲学を持って撮影されたのかがよく分かる作品であった
また映画の作り方も勉強になる
非常に面白い作品であった
本編よりも面白かったー!
何となく引っかかった箇所を、監督自ら細かく説明してくれて、あっという間だった。

メレンゲ〜
KentF

KentFの感想・評価

-
真摯な監督の、自身の幼少期と創作物に対する毅然としたこだわりを知る。

このレビューはネタバレを含みます

映画『ROMA/ローマ』の製作ドキュメンタリー。
アルフォンソ・キュアロン監督の記憶と感覚を映画にしたと言う。
1970年代当時のメキシコを忠実に再現。
背景に1968年/1971年の民主主義弾圧の歴史のキズを描くことで
階級と民族の不条理な関係も描きたかった。

台本は無くその場で決める。カオスだなー 
監督の細部へのこだわりの数々…匂いも感じさせたい。
当時の家・家具・タイル・服装・街の再現セットなどなど。
先住民女性はリボ本人に似ていること。
クレオのモデル、リボに詳しく当時の日常の隅々まで聞き記録。
ミシュテカ語会話を聞き階級や民族の格差が一瞬にして分かる。

変更に変更を重ね全てにかかわる監督。ある意味独裁者。
エキストラの割合にも、各階級・原住民・混血・白人…
監督の要求に応えるスタッフの苦労を思う笑 
でもそれを支えるスタッフがいることは監督の魅力かな。
出産シーンなど監督や製作側の熱が伝わる。

物語性がない。芸術的。各シーン、テイクの積み重ね。
本当に作りたい映画。自分のイメージを具現化できた初めての映画。
映像が言葉になる。

1968..10..2 民主化の弾圧「沈黙の行進」に連れていかれた記憶。
1971.6.10 「血の木曜日」民主化を求める学生の弾圧・虐殺
       虐殺したのは市から募集された階級。
    
ymsk1017

ymsk1017の感想・評価

5.0
「ROMA/ローマ」を観たら、絶っ対にメイキングも観てほしい!!メイキングにこんなに熱くなったのは初めて。

1時間以上あるし、メイキングにしては長いな〜なんて思っていたけど、めちゃくちゃ観て良かった。色々思う事があって作品を観るより泣いたかも笑

とにかくアルフォンソ・キュアロン監督が大好きになった。こう言う人たちってやはり並々ならぬこだわりや完成像を持っているんだなー。撮影方法や考え方が興味深く、このメイキングを観た方が作品について理解が深まるし、絶対に好きになる。私も、今作がとても大切なものになった。

終盤見せ場のワンカット海のシーンや人が賑わうところ、こうやって撮っていたのか!とワクワクするし、セットやエキストラに対するこだわりなど映画好きな人にはかなり見応えあると思う!劇中7.8割は当時の家具…なんて凄くない!?

出産シーンは主演のヤリャッツァに結末を伝えずに撮影。撮影後に監督が何度も彼女を抱きしめる場面は涙が止まらなかった。
冒頭の『映画と孤独感はつながっていて切り離せない』っていうキュアロン監督の言葉がめちゃくちゃ刺さったし、全くその通りだなって思った。

『ROMA/ローマ』を見た後にこのメイキング・ドキュメンタリーを見ると、本編の見方も解像度も超絶アップするから絶対に2本セットで見るべき。
思い出を再現するための監督徹底したこだわりと作り込み、でも目指してるのは超自然的な振る舞いや仕草や動き。『撮影中にその場で起きていることから物語が現れる』っていうことを前提に、台本なしで撮影を進めるっていうとんでも手法にびっくり。被写体を画面いっぱいに映すためのパンショット、客観性を持たせるための広角の追跡ショット。それを知ったうえでもう一度見ると、よく分かんないけど感動する。

広角で長いテイクを撮ると人物と周囲の状況どちらも優先されないが、実際は背景のほうが重要で、人物はその中で動くだけ。クローズアップを使うと役者が強調されるが、物語を容易に伝えるために使いたくはない。1970年が舞台の白黒映画だが、デジタルを隠さずに受け入れた、65ミリの解像度4K映画。

作品の見方が変わるし、ただただ面白いからこうゆう大作のドキュメンタリーどんどん作ってほしい。

このレビューはネタバレを含みます

当時の空気感までほぼ完璧に再現できたがゆえに父親を思い出して不機嫌になっちゃった監督かわいいね
こだわりがすごい、、、
プロフェッショナルとはこのことか、と思いました。
『ROMA/ローマ』のメイキングドキュメンタリー。
キュアロン監督自身による解説というか、監督が作品に込めた想いや、技術的な話など、見応えのある作品だった。

こだわり尽くしたセットや、実際に事件のあった通りでの撮影、監督が自身の父親と向き合うことになったシーンの話、出産シーンでの病院関係者は全員、医師や看護師などのプロフェッショナルだったことなど、どれも興味深かった。

監督の「正しくない要素を剥ぎ取り目には見えないものを撮る」という言葉と、「これが自分の初作品」という言葉が印象的だった。

(2022年配信4本目)
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