「クソ女！！！」
美女たちの感情の爆発、時空を超える。
おもしろい。
ぜひ、何も情報を入れずに見てほしい。
よくある時を超える系の作品ではある。『オーロラの彼方へ』にプロットは似ている。しかし、この映画の見所はそこにはない。
タイムトラベルの見せ方よりも、キャラクターたちの存在感と関係性が面白かった。
美女と美女の関係がメイン。その関係性の描き方が丁寧。出会いから交流、その変化までテンポ良くすすむ。スピーディーにすすむため、休む暇がない。特急型のサスペンスだった。
そして、彼女たちの関係の行き着く先は思わぬ動きを見せる。
ここで、さまざまなレベルで豹変する美女ヨンスクの存在感が凄まじい。彼女の存在感だけで、この作品を見る価値があった。
ネタバレになるので言えないが、あるジャンルでは歴代映画史に残るレベルかもしれない。怪演と言っていいと思う。演じているチョン・ジョンソには注目したくなること間違いなし。
以下、ややネタバレ。
「過去vs未来」の構造が見所。
こんな着信拒否への応酬の仕方があるのか、、、！と驚けた。ひどすぎる。
原因を支配する過去の方が絶対的に有利だ。しかし、未来側は次に起こることを知っているという武器もある。この頭脳戦の要素があるのもグッド。哲学的に意味を深掘りするのも悪くない。
いろいろと楽しめた。
