【「…ごめんね、とっ散らかったことしか言えないんです、私は…」いやいや、俺もだわ】
いや!めちゃめちゃ刺さった作品でした。
今年のマイベスト候補暫定。
自己肯定感の低い大学生が主人公。
『自分は、ある部分において決定的に欠けている。
そのことを自覚しているけれど、元々欠けているものはいくら努力しても埋めることができない。』
これはめちゃめちゃわかる。。苦笑
しかし、いやそんなことはないよー!、と慰めたり、根拠の無い『大丈夫ありのままでいいよ』、なんて安易に慰めたりしないのがこの映画の特徴。
ホリガイは根本的に何かが欠けている自分には、他人を責める資格はないという気持ちのほうが何よりもさまざまなシーンで優ってしまう。
決して冷静に自己抑制しているわけではなく、自分の感情を他人にぶつける行為にはどうしても躊躇してしまう。
これはわかり身がすごかった、、、。
前半パートは大学生の青春が描かれます。
内定をもらい、後は卒論書けば卒業という女子大生の話かな、、、
と思わせといて、
後半になると、一転します。
現代日本の抱える歪みが、リアルに描かれる。
「その場に自分がいることができていたなら」
誰かを救うこと、誰かを救いたいと思うこと。
それはたぶん、自分自身を救うことに繋がっているんだとこの作品を観て感じた。
生きるって難しいけど明日もなんとか生きてみようと前向きにさせてくれる作品でした、
しかし、佐久間由依と奈緒がもうずっとみていられる!美しい!そして自然な演技力に引き込まれた。
パンフが1800円なんですがむしろ分厚さが本で内容も充実していてお値段以上でした!
はい。
とっ散らかったレビューしかかけません、、。
がオススメです。