アー

粛清裁判のアーのネタバレレビュー・内容・結末

粛清裁判(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ド平日の昼間になんでこれが満席になるんだ

途中寝たけどそもそもが中身のない裁判なのであんまり問題にならないやつ

丁寧なリストアや生々しいフォーリー(咳しすぎでは)と、裁判の導入部分からじっくりと見せる構成によって自分も裁判に立ち会っている気分になる。この臨場感は映画館の密室と暗闇あってこそ。そしてもし実際にこの裁判に立ち会っていたとしても私は寝ていたことでしょう。

今日裁く側だった者も次の日には難癖付けられて容易に銃殺される側になってしまうのがこの世界のおそろしさ。情報統制による視野狭窄とか集団化による高揚感とかそういったなんやかんやの果ての狂気に違和感を覚えたとてそれに抗えば(あるいは抗わなくても)殺されるのだからいったいどうしろというのか。それにしても36~37年に恩赦された人と銃殺された人の違いとはいったいなんだったのだろう。
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