コンセプトは素晴らしいと思いました。窓の外から狙ったショットが気楽な観光客と収容者たちを嫌が上にも重ねて見させてしまうところなど、なるほどなーと。
ただ、90分以上の時間をかけてひたすらこれを見せていくのは冗長というか結果的にテーマを薄めてしまう感じがこれに関してはしました。30分で表現できることをただ引き伸ばしたように思えてしまいました。
現代アートとして見るには企みと批評性がそこまで卓越しているとも思えず。
同監督の他の作品も含めて見ることでもっと色々なことを感じられると思うのですが…!
アラン・レネの『夜と霧』と併映した早稲田松竹は素晴らしいです!!