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セイント・フランシスのこんにちはのネタバレレビュー・内容・結末

セイント・フランシス(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2023年 13本目

てか見なさすぎね俺今年。まぁこんな年があっても良いだろ。
にしても良い映画だったな。嫌な視点なんだけど、高齢かつレズビアンカップルというこれまでだったらここばかりにフォーカスが当たりそうなところにそこまで当てずにあくまでもその二人の子供(主にフランシス)と主人公ブリジットに多く当てているのが少数派も普通に生きていることを表しているような気がしたな。終盤ちょっと高齢なことやレズビアンであることに関する描写はあったものの、そういうのがある事もきっと事実なんだし。ただひとつ言えるのはあれだね、主要な女性の登場人物4人みんな良い人だってことだね。

フランシスとブリジットの呼吸が合うというか仲良くなれたのは何故なんだろう。何となくだけど2人とも二人でいる時は解放感を感じながらどこか息苦しい生活から逃げ出せたような感覚があるからかな。それが、フランシスがブリジットのことをこの年齢差で親ではなく頼りになる友達と思えた理由でもあるだろう。フランシス、最初は構ってもらい方が下手だったけどどんどんブリジットを信頼することで自然体でいればいいんだってなっていく様子が良かったね。ブリジットもフランシスを子供扱いしすぎずに質問を返したりしてたのも。

ジェイスとかあのギター上手い人とかのこと書こうと思ったけど、なんか男について書くのがだるいな。別に一概に悪い人ではないんだろうけど。多分もし自分がジェイスと同じことをしちゃった場合あのようにするかもな。とはいえ俺もきついんだぜみたいな事の表明。痛くもだるくも無いくせに。将来的にあるか分からないが客観的に見れたのは良かったし、やめようと思えたね。ごめん名前忘れちゃったけど、黒人のお母さん(マミー?)が中絶をひどいと思わなかったの俺は素敵だと思う。こんなん結果論だけどそれでもなお産んで不幸になっちゃったらとかあるしまず他人の選択を一概に否定するのは良くないと思うし。 お母さんふたりともかっこよくて素敵だしだからこそのあの衝突なんだろうけど無事乗り越えられてよかった。

なんかあの家族は今もどこかで生きている気がする。そんな映画。
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