普通のラブコメだとブリジットが中絶を宣言するもナニーをしていくうちに子供を持つ大切さがわかって結局最後はジェイスと赤ちゃんの3ショットで終わりそうだけど、この映画はとにかく本音祭りだった。中絶をする本人、パートナーはもちろん同性婚や肌の色の違いからの目線、勝ち組だと思ってる女のビッチな振る舞い、ただただエロいだけのイケオジの言い草、子供の立場からの主張などが織り混ざっていて終始飽きさせない展開だった。ジェイスが唐突に自分の綴ってる感情日記読み始めてダメ出しされるとこ素直に書き直してるのとかブリジットがやっと心を開いて留守録に真剣に話してんのに尺オーバーして簡潔バージョンでとり直すのとか最高だったし、お母さんが子育て時代に脳内で子供の足首持って振り回す妄想とかそのすぐ後にあの頃だってレーガンは二言目には核戦争とか言ってたとかrecklessじゃなくてoptimisticとかいかにも母親が言いそうなことを次々投下してくるのもよかった。あとタクシー運転手に言われた差別的な発言とかアメリカだと普通にあるんだろうな。ちなみに誰も笑ってなかったけど産婦人科の待合室でハリーポッター読んでるそばからOh.that's where Dumbledore dies!ってネタバレしてくるおばさん面白すぎ笑 私もかつて本読んでる横でおばあちゃんが「ああそれ、子供が犯人のやつ?」って素でネタバレされたの思い出したわ。