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母とわたしの3日間のunkoのレビュー・感想・評価

母とわたしの3日間(2023年製作の映画)
3.2
亡くなった母ポクチャ(キム・ヘスク)はあの世から”休暇”で地上に降り、大切な記憶を天使ガイド(カン・ギヨン)と再確認することに。
母親にとって鼻が高かったのは、アメリカの有名大学教授として自立している娘チンジュ(シン・ミナ)だった。しかし、娘の所在地を追ってみると、何故か実家で定食屋を営んでいた!?

娘とその裏にいる母との3日間を描きつつ、ガイドと母親のコメディも楽しめる。
物語のポイントとして、家族関係はどうなっているのか、当時娘は何を思っていたのか、どう無念を晴らすのか。

序盤、天使ガイドと母親の絡みは必要かこれ?と思っていたのだが、後半になるとコメディ具合がちょうどよく助かった。
なぜなら終盤は、泣かそう泣かそうと泣くためだけの設定を詰め込んでくるからである。
(ちなみに私は中盤のマクドナルドで涙がポロリ。このぐらいのシンプルな演出のほうが泣けるんですけどねぇ)

最期にポクチャはある選択をするのであるが、この選択に付随する設定が本当に必要ないと思った。
この設定が付いていることにより、娘が死んだあと、過去の話と同様のショックを受けることになるのではないかと思ったからです。

泣かすための装置としてだけ追加されたような感じがして、白けた。

しかし、ご飯がとても美味しそうなので、その部分はかなり楽しめます!
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