“私、お母さんのこと、嫌いだったんだ。”
»幼いころから母親に苦手意識を抱き、自分の気持ちを表すことのできない娘が、夫と暮らす家で母との同居生活を始めることとなる。
はい、これは起伏の少ない淡々とした作品で、解る人にはすごく解るタイプの作品なので、過度な期待をなさらずに。
そう、母親は悪くない人なんだけど、周りの目を気にもしつつとにかく頑張って来ただけに、自分の価値観は間違ってないと思ってるパターンかなと、あなたのためにって勝手に判断して一言もなく行動しちゃって…こういう人は居るんですよね。
でも、妹と弟のいる姉ってもあるだろうけど、黙って受け入れてきた側にもそれなりに問題はある訳で…本音は態度だけでは解らない。
うん、終盤は唐突だったけど、あの涙は納得…やはり言葉にして向き合わないと残ってしまうから。
なお、俳優陣では、井上真央…今回は表情で見せる演技が印象的。
石田えり…流石でした。
さらには、阿部純子がいい味を出し…笠松将にぎぃ子 に、橋本一郎に宇野祥平らが良きサポート。
