kanko

マイ・ニューヨーク・ダイアリーのkankoのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

WOWWOW、W座鑑賞

若き女性の成長端。作家を目指したニューヨークに出てきた彼女がある出版社でサリンジャーのファンレターの処理係として働く日々。定型文を送り返すだけでは我慢できなくなり…

ニューヨークで出会った人々、サリンジャーとの電話での会話。前に進んでいく若い彼女の姿が生き生きとしていて観ていて羨ましくもあり、澄んだ気持ちにもなった。
若いっていいな。迷いながらも希望がある。

主人公を演じるマーガレット・クアリーがまたとてもキュートで文学好きな女性を見事に演じている。お洋服もすごく可愛い、良いなあ、自分は絶対着こなせないスタイルだけど観ているだけでちょっと楽しくなってしまった。

上司演じるシガニー・ウィーバーも良かったけれど、心惹かれたのはもう1人ブライアン・F・オバーン演じるおじさんの上司。職場にこんな人が居たら本当に心休まるよね。

顔の見えないサリンジャー、そして彼のお庭。 バスで話しかけてきた青年は若き日のサリンジャー?それともキャッチャーのホールデン?

新しい場所に行くにはやっぱり区切りをつけなきゃいけない。

所で、W座でファンレターを出したことがあるかと言う話題が出ていましたが皆さん出されたことがあるでしょうか?
私は高校生の時に大岡信さんという詩人の方に出したことがあります。もちろん返事など全く期待してなかったのですがハガキでしたが毛筆で返事をくださったのです。
嬉しかったですね。いま考えてもいったい何を書いたのか全く覚えていない、きっと恥ずかしい様な文章だろうけれど。
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