予告編を観て、観たいけど怖い、けど観たいの葛藤の中、試写会参加。
結論から言うと面白い、始終ハラハラしっぱなしで気づいたら終わってしまった。
全編を通して心臓に悪い、ずっとドキドキが止まらないままラストまで駆け抜けていく。
背景がホロコーストなので恐ろしいのは当たり前だけど、とにかく本能のまま生きてるんですか？と言いたくなるような身勝手な人間ばかり出てきてしんどくなった。
戦争は身勝手のぶつかり合いだとは思うけど、これの正義がどこにあるのか何一つ納得いかない。
死ぬのは怖い、けど死んだ方がマシな状態がずっと続く。
映画観ながらエスペラントが脳裏に浮かんだけど、作り出したところで記録するものもなく、本当に必死で暗記してる様がこちらにも緊迫感が押し寄せてきてしんどかった。
最初の伏線がラストに生きてくる。
何がおきても涙すら出ない過酷な状況を走り抜けた彼の最後の涙の重みが忘れられない。
というか私、昨日これを観たおかげでショック過ぎて眠れなかった。何度も何度も場面が脳内で甦ってきて、苦しくなって眠れなくなったわ。すごい余韻。。特に彼が必死で単語を覚えようとする場面、一緒に答え合わせしてしまってその度にドキドキした。
歴史で学んだことを映像で観るとこんな怖いんだなと心から思った。
もちろん、主人公の役者さんがものすごい演技がうまかったのもある、あの緊張感は凄かった。とにかく怖いんだよ、観て皆さんにも味わってほしい。そしてその日はあなたも眠れないから。。
