34A

ペルシャン・レッスン 戦場の教室の34Aのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

希望を持つことが許されないような野蛮な人間でも、希望を持ってしまうんだなって思った。
きっと私がそうなっても、私は希望を抱いて生きてしまうんだと思う。

誰かと恋に落ち、誰かを喜ばせようとする心と
思い通りにならない時、自分より弱いものをめちゃくちゃにして気を晴らす心が
同じ人間の中に存在する。恐いけど、真実だと思う。

最後、大尉の足を引っ張ったのは、犠牲になった幾多の人々の名前(から作られた架空の言語)だったんだと思うと、やるせない気持ちになった。
殺されてしまった人々にとって、その事実はなんの報いにもならないとは思うけど。
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