のんchan

ペルシャン・レッスン 戦場の教室ののんchanのレビュー・感想・評価

4.3
上映期間が短くて見逃してしまって後悔してたけど、配信早くて嬉しい🙌

ナチス物に目がない私、これまた面白いと言っては語弊があるけど、生き延びるための嘘を突き通したユダヤ人青年の実話をベースにしたドラマ❗️

監督はウクライナ🇺🇦出身のヴァディム・パールマン。故郷が戦争真っ只中でナチス物を世に送り出したのは意味がある。


1942年、ナチス親衛隊に捕えられたユダヤ人青年ジルは、処刑される寸前に「自分はペルシャ人だ」と嘘を付いたことで一命を取り留める。
収容所ではペルシャ人を必要としている人物がいた。それは終戦後にテヘランでレストランを開店する夢を持っているコッホ大尉の要望だった。ジルはコッホ大尉にペルシャ語を教えるように命じられ、思い付くまま嘘の単語を教え始める...

ジルは将校たちの食事を作る調理場担当にさせられて、仕事が終わるとコッホ大尉の部屋に行く。
1日4単語で2年後には3000もの単語を覚えられると楽しみにするコッホ。あまりに熱心で4単語どころか、1日40単語を覚えたいと言い出す始末...出まかせは簡単に言えるが、言った単語を自分も記憶しなければならない。どうやって単語を編み出し、なぜ記憶が出来たのかが面白い。

何万人も処刑されて行く中、ある日、本物のペルシャ人が現れて...

飽きずに集中して見られる演出力が冴えている。
ナチス側の力関係では、部下が自分の立場を優遇してもらおうと、犬になったり、痛いところを掴んでトップに皮肉を言うシーンはニンマリ笑える。


ジルは...2840人のユダヤ人の名前を暗記していた🌟


ナチスのドラマは数えられない。
ユダヤ人1人1人にドラマがあるだろうから😔
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