となりの

ペルシャン・レッスン 戦場の教室のとなりののレビュー・感想・評価

4.0
よい作品だった。

回教徒に扮することで生き延び、名もなきものにされてしまったひとの名前をペルシャ語に託すことで記憶に留める。

どうしてもアガンベンの『アウシュヴィッツの残りのもの』を想起するが、ただ、ここで問題なのは、言語以前のうめきや、非主体化したものの声ではなく、あくまでも固有名にほかならない。
それは証言とは異なるのだろうが、何であるのかはまだ分からない。
となりの

となりの