96年デビュー作「弾丸ランナー」から一気にワープして最新作を鑑賞。
映画の何が面白いかって、予想しなかった方へ向かうその体験こそが面白くて好きなんです。
ストーリー重視してたらこのバランスでは絶対に描かないだろうし、前半を会話劇として見せる面白さがあればこそ、後半のツイストがより痛々しく感じる。
原作ものだからこそ他の監督との作家性の違いを感じるし、演出に卓越したものも感じました。いやはや、SABU監督、今まで舐めていました、ごめんなさい💦
もちろん後半の粗は感じるものの、登場人物を好きになっているからあまり気にならなかったな。
予備知識なくジャケットすら見ないで鑑賞するスタイルはやっぱり映画を面白くするように感じました。
石井杏奈さん、俳優として認識したことなかったけど今作で断然好きになりました。