TV版はまったくチェックしてませんが、映画は前作に続いて。ま、ふつーに楽しめましたよ。ドラマのファンにとっては衝撃的な展開だったそうですが、まぁその辺はよくわからず。
荒唐無稽でご都合主義的な前作に比べれば、断然よいですね。今回はほぼ庁舎の中だけの密室劇で、ドラマをしっかり見せます。エレベーターのシーンの構図の逆転とかよく考えられてるな。
惜しむらくは、ミステリアスな冒頭で提示される謎が、案外尻すぼみというか、そこまでしなくていいんじゃない?と。もうちょっと犯人(小澤征悦)の怨念や矜持がしっかり描かれれば悲劇的な物語になったかも。
あと「盗聴テープに証拠が残ってた」ってオチ、いい加減やめません? 安直すぎるというか、こんなの推理でもなんでもないのです。