評判の「大怪獣のあとしまつ」観てきた。
お話は…日本を襲った大怪獣が死亡する。その死体後始末を担当することになった総武警察署…いや政府直轄の特務隊。
死体はやがて膨張していき最悪の場合には大爆発を起こす危険が迫っていたからさぁ大変ってな話。
酷い駄作と聞いて確認に観に行ったのは実写版「デビルマン」以来か。結果は…福田雄一監督の「新解釈・三國志」よりも面白かった。序盤こそ滑り倒していたが三木聡監督脚本作である。岩松了、ふせりえが出てればそれは時効警察である。時効警察は好きである。
総武警察署が大怪獣のあとしまつをするのである。
以下ネタバレを含む
個人的には岩松了のひと言ひと言と「種類の違うキノコ」はツボでした。もっと下品でも良かった。同監督作「イン・ザ・スープ」を思い出す。律儀にオダギリジョーまで借り出され、なぜ三日月さんは出てこないのだと疑問しきり。
実際は同じシーンではなかったが「ヒミズ」の染谷将太と二階堂ふみの共演は嬉しい。しかし染谷くんのあの役！！
菊地凛子が怪獣の専門家として出てきたのは笑った。パシリムで怪獣退治してたからねw
主人公の名前でまさかなと思っていたがほんとにあぁなるとは思い切った脚本でありました。さすが三木聡監督。
本編始まる前にあっちの予告やってましたよ。
友人が言っていたが最初から「時効警察の三木聡監督」を前面に押し出してプロモーションすれば火だるまになることも無かった気がする。なんせ「新解釈・三國志」より全然マシなので。いやディスってますが福田雄一監督好きですよ。あの映画だけ全編滑り倒してた（渡辺直美のシーン以外）
松竹と東映の相性。三木聡監督起用の是非。プロモーションの是非。いろんなのが重なったのかなf^_^;
三木聡監督作品は基本的に三木聡監督の作風が好きな人が見に行く作品で一応大作である本作には向いていなかった。その見極めが製作会社になかったのだな。
全然関係ないがエンドロールで照明応援に「泉谷しげる」の名前を発見してしまい気になって仕方がない。
