まっと

キャンディマンのまっとのネタバレレビュー・内容・結末

キャンディマン(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

人の家でかさぶたを剥がすな😠

オリジナルを観たときに何が怖かったって、自分の知らないところで、自分の非がないところで人生が終わっていく そして命も奪われる これまでの人生が奪われてただ狂った殺人鬼のレッテルが残る これまでの知的で勇敢で優しい彼女は、無かったことになる それが怖かった

だから本作の冒頭でヘレンの話が見事に狂った殺人鬼の都市伝説になっていることに恐怖を覚えたし この「信じてもらえない」「レッテルを貼られる」「そして命を脅かされる」に殺されてきた人たちが沢山いる
キャンディマンは産まれなければいけなかったし、恐怖の象徴でいなければならない 無意識にでも意識的にでも「人」を脅かす獣たちを殺さなければいけない そして獣は殺されなければいけない
私が前作のヘレンがとても好きだというのもありますが、この世界で本当に同じ「人」なのはヘレンだけだと思いました ヘレンはこの痛みを知っているから
すごく、すごいリメイクだと思います……ていうか続編だなこれ

仕事が忙しくて観たい映画が溜まっていて、正直今日も観に行くのしばらく迷ってから映画館に行きました 私は今これを観なければいけなかったなあと思いました 映画館に来て良かった まさかの劇場に一人きりだったので他ホラーの予告編がいつもの数倍怖くて帰ろうと思ったけど帰らなくて良かった
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