シリーズ3作目。なかなか見どころに富んだ作品でした。
魚河岸という舞台が活気があって良いし、妨害に負けずに老舗の店を守る可憐な姉妹(南田洋子と藤純子)が魅力的。そして苦境に陥った彼女たちを助けるために戦う男たちは、高倉健、鶴田浩二は勿論、大木実、長門裕之、丹波哲郎、北島三郎といった面子(とりわけ大木実がかっこいい)。そして、敵側には山本麟一が控える。多士済々です。
クライマックスは、高倉健が単身で斬り込むという定型を崩し、集団による乱闘となります。その中で鶴田浩二、丹波哲郎が見せ場を作ります。
例によって高倉健と鶴田浩二がしょっ引かれ、それを南田洋子と藤純子が見送るラストシーンも麗しい。
BS12にて。