日本侠客伝 関東篇の作品情報・感想・評価

「日本侠客伝 関東篇」に投稿された感想・評価

牧尾

牧尾の感想・評価

3.9
ちゃんと主役っぽい高倉健。煽りまくる丹波哲郎。
前作に続きマスマーダー鶴田浩二。
やくざぶっ刺しぶっ殺しまくっておいてラストの新聞の「暴力追放!」が暢気すぎて笑ってしまった。
面白いです。
シリーズ三作目。正直もう少し敵役連中にひと泡ふかせるような展開が欲しい。単に追い詰められて追い詰められて追い詰められて我慢の限界で殴り込み、という構図では乱暴すぎるように思えてそこまでスカッとしない。そういう様式美なのかもしれないが、まだ慣れない。
tjr

tjrの感想・評価

4.1
築地の魚河岸に寄ってたら船に乗り遅れて、ついでに働いてみるというお茶目な健さん。本作では鶴田浩二がとりわけ格好良く、北島三郎(役名もサブちゃん)の歌を肴に酒を呑むシーンとかラストとか痺れる。喧嘩から屋台に戻るまでをワンカットで見せるのも良い。
少人数で宿敵の居場所に討ち入るというクリシェは勿論、並行して大勢の大乱闘も始まり嬉しくなる。加えて料亭などの空間の捉え方、照明もやはり素晴らしい。
ここでも花火と着物の主題が顔を覗かせる。富司純子の口紅がやたらピンクで気になる。
百条委員会の中継なんかやらないで
この映画を流せばいいとおもう。
とも

ともの感想・評価

4.5
最後は場内各所からすすり泣きが…
三郎寿司!
そして藤純子が可愛すぎる!!!
長門裕之うらやましすぎるやろぉぉ!
親父の遺書を読んで神妙になる北島三郎が良い。
マキノ的な柔らかい空間演出。
映画男

映画男の感想・評価

4.0
素晴らしい。

築地魚市場とヤクザの抗争。「てやんでいっ」「こんちくしょう」とか言う活きの良い江戸っ子が見れて新鮮な心持ちになった。そんで全員角刈り。

あと高倉健がハツラツとしたキャラを演じていて若いなと思った。
シリーズ第3作。関東大震災により移転してきた築地市場にて、利権を独占しようとするヤクザに対し、世話になった老舗の問屋を守ろうと健さんが大活躍⋯ではあるのだが、美味しいところをかっさらってゆくのはむしろ客演の鶴田浩二の方。そもそも健さんの役はヤクザでは無い。寝坊して船に乗り遅れてしまったトッポい機関士が、船が戻ってくるまでの2ヶ月の間、南田洋子が社長を務める老舗問屋に臨時で雇われたという設定。だが、敵役のヤクザがホント〜に憎ったらしいだけに、それに立ち向かう健さんと鶴田浩二の2大ヒーローは心底カッコイイ。だから痛快で面白い。
RYUYA

RYUYAの感想・評価

3.5
魚市場で大立ち回り。
普通はダサい。
でも健さんだから許す。

このレビューはネタバレを含みます

マキノ監督の ある熱い鮮魚市場にて



 2009年12月8日 23時00分レビュー

 

1965年作、脚本笠原和夫、村尾昭(他一名)監督マキノ雅弘。

任侠映画隆盛期の「日本侠客伝」シリーズ。

今回は東京の魚市場が舞台。

健さんは風来の働き手として南田洋子の魚屋「江戸一」に雇われる。

そこに敵対する荒らし役石津組、事業所の組合利権争い、鶴田浩二の仁義男のしがらみが健サンにふりかかる。ゲストが豪華。

南田洋子の妹にまだふっくら気味の若々しい藤純子。

彼女と仲睦まじい調子乗り、長門裕之。

この頃鶴田映画に共演多い、ヘイヘイホー北島三郎ことサブチャン。

寿司屋の訳あり大将を若々しく助演。

本作の挿入歌もサブチャンです。

謎の漁業親分に丹波哲郎、流石「007」シリーズ出演者です。

丹波さんがスンゴク格好良いですねー。

他山城リンゴ、曽根晴美、待田京介は下っ端の労働者役、台詞も少なめ。

彼等は70年代のち東映で頭角傑出。

鶴田、健サンというとまだ鶴田親分の方が出番が多め。

魚市場の企業間争いがギャング抗争のような力関係と利権に揺られ熱い労働者を揺るがします。

ラスト付近の大人数の「刺殺」シーン必見。


さながら

「ギャングオブニューヨーク」や「燃えよドラゴン」のラストのよう(大勢の雰囲気だけね)魚市場に浮かんだ「怒り」の刺殺の血が流れる。
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