日本侠客伝 関東篇の作品情報・感想・評価

「日本侠客伝 関東篇」に投稿された感想・評価

村八分

村八分の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

健さんが堅気役だから仕方ないとはいえ、最後のおいしい所を鶴田浩二が全部持っていくのはどうかと思った
koya

koyaの感想・評価

4.0
この日本侠客伝あたりになると、わたしはたぶん、子供の頃とか、テレビで見ていると思います。なんだか、たくさんの任侠映画をテレビで見た覚えがあります(好きだったのか・・・このころから・・・印象深かったのは『人生劇場』だったりしますから)

 時代劇では、粋でいなせで、おしゃれで笑いやユーモアにあふれた人情ものが、たくさんあるのですが、この高倉健主演のこの映画は、粋というより、無骨で、自分を上手く表現できない恋には不器用な男気のある人物・・・となっています。

 時代は震災直後の築地、魚河岸。
震災で立て直しのどさくさにまぎれて、表向きは組合、実は裏ではやくざが、魚河岸の店をねらっている。
そこにふらり、と立ち寄ったのが、船乗りの勇(高倉健)

 たまたま、江戸一、というやくざには屈しない、店の世話になったことから・・・悪者やくざたちと対決するのです。
高倉健は、まだまだ若くて元気がよくて、今の渋さ・・・というのはまだ、ないのですが、いかにも口べたで、でもいざとなると男らしさ炸裂!

 脇がいいですよね。お調子者の元気のいい魚河岸の若者に長門裕之。なんだか空回りしている元気者って、マキノ監督の映画にはよく出てきますよね。
もとはやくざだったけれど今は、鮨屋をしている北島三郎(映画始っていきなり、サブちゃんの『兄弟仁義』であります)
北島三郎が、仁義野郎で、意外とトリックスターで、活躍しますね。寿司を握っているところはないのですが、いい雰囲気の鮨屋であります。
時々姿をあらわす、存在感のある鶴田浩二。

 江戸一、という店は、南田洋子演じる栄という女の人が、今は社長となり、妹が藤純子。
女だからって、なめてかかるやくざたちの助っ人をする高倉健。
かわいい花魁だった南田洋子は、しっかりもので気丈な魚河岸の女社長と、かなりキャラクターが変わっています。
高倉健はそんな、南田洋子になんとなく、思慕の情のようなものを持つようになりますが・・・・・

 そして、気流しにドスを持って、鶴田浩二と高倉健が、悪者たちと立ち向かう・・・・という。
こういう東映やくざ路線は、そのあと、実録やくざもの・・・となって、ヒットしていくのですが、まだこのころは、チャンバラ・・・という。

マキノ監督は、血を露骨にどばどば出すのは、とにかくいやだ、と言われていて、そこら辺のかわし方など上手いと思います。
血糊使って、ばああっとやってしまえばいいところ、型というかね、で決める。そういうストイックさがいいのです。
あまり大暴れ!してスカっとするような映画では、なかったですが、だんだん、大暴れ、スカッが時代の人気になっていくのですね。

 悪役はいかにも悪役って顔していて、任侠ものファンにとっては、この悪役をたくさん演じた天津敏・・・も大変な人気があって、この映画の悪役は天津敏で、この映画は金子信雄だった・・・と表にしている人がいる・・・なんてことが和田誠さんの本に書いてありました。いや、悪役は大事ですよ。
牧尾

牧尾の感想・評価

3.9
ちゃんと主役っぽい高倉健。煽りまくる丹波哲郎。
前作に続きマスマーダー鶴田浩二。
やくざぶっ刺しぶっ殺しまくっておいてラストの新聞の「暴力追放!」が暢気すぎて笑ってしまった。
面白いです。
シリーズ三作目。正直もう少し敵役連中にひと泡ふかせるような展開が欲しい。単に追い詰められて追い詰められて追い詰められて我慢の限界で殴り込み、という構図では乱暴すぎるように思えてそこまでスカッとしない。そういう様式美なのかもしれないが、まだ慣れない。
t

tの感想・評価

4.1
築地の魚河岸に寄ってたら船に乗り遅れて、ついでに働いてみるというお茶目な健さん。本作では鶴田浩二がとりわけ格好良く、北島三郎(役名もサブちゃん)の歌を肴に酒を呑むシーンとかラストとか痺れる。喧嘩から屋台に戻るまでをワンカットで見せるのも良い。
少人数で宿敵の居場所に討ち入るというクリシェは勿論、並行して大勢の大乱闘も始まり嬉しくなる。加えて料亭などの空間の捉え方、照明もやはり素晴らしい。
ここでも花火と着物の主題が顔を覗かせる。富司純子の口紅がやたらピンクで気になる。
百条委員会の中継なんかやらないで
この映画を流せばいいとおもう。
とも

ともの感想・評価

4.5
最後は場内各所からすすり泣きが…
三郎寿司!
そして藤純子が可愛すぎる!!!
長門裕之うらやましすぎるやろぉぉ!
親父の遺書を読んで神妙になる北島三郎が良い。
マキノ的な柔らかい空間演出。
映画男

映画男の感想・評価

4.0
素晴らしい。

築地魚市場とヤクザの抗争。「てやんでいっ」「こんちくしょう」とか言う活きの良い江戸っ子が見れて新鮮な心持ちになった。そんで全員角刈り。

あと高倉健がハツラツとしたキャラを演じていて若いなと思った。
シリーズ第3作。関東大震災により移転してきた築地市場にて、利権を独占しようとするヤクザに対し、世話になった老舗の問屋を守ろうと健さんが大活躍⋯ではあるのだが、美味しいところをかっさらってゆくのはむしろ客演の鶴田浩二の方。そもそも健さんの役はヤクザでは無い。寝坊して船に乗り遅れてしまったトッポい機関士が、船が戻ってくるまでの2ヶ月の間、南田洋子が社長を務める老舗問屋に臨時で雇われたという設定。だが、敵役のヤクザがホント〜に憎ったらしいだけに、それに立ち向かう健さんと鶴田浩二の2大ヒーローは心底カッコイイ。だから痛快で面白い。
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