このレビューはネタバレを含みます
良いテーマではあったが、、、
息子がいきなり居なくなって、生きていれば犯罪者、被害者ならば死んでいるという究極の二択。それに持っていきたいのは判るけれど、ちょっと一足飛びじゃないのかなあ。そこまで飛躍するのはなぜなんだろうなあ、と思ってしまう。
あとは演技である。どうにも入り込めないのはみんなの演技が下手だから。演技しているように見えたり、セリフを喋ろうとしたり、なんか胡散臭い。
テーマはとても良い。さすが元々は雫井脩介の小説である。が、刻々とすぎてゆく映画という形式には扱いきれなかった感じがある。もっとじっくり読んだ方が考える時間、想像する時間があって、家族の抱える焦燥やヒリツキが味わえるんだと思う、うん。