このレビューはネタバレを含みます
試写会にて鑑賞
ある日突然家に帰ってこなくなった息子
状況的に事件の可能性が高く、もしそうであった場合
事件の加害者として生きている
もしくは
事件の被害者としてすでに亡くなっている
母は加害者でもいいから生きていてほしいと望む
父は息子が加害者だとは思えない、でももちろん死を望んでいるわけではない
石田ゆり子さん演じる母親が気持ち悪かった
いくつになっても息子の部屋の掃除機をかけ、娘にだけは食事前に手を洗いなさいと注意をするのに息子にはしない、息子が生きていることを望むばかりに娘には私立受験は難しいかもしれないことを覚悟しておきなさいと言う
私がいつ息子と娘の扱いに差をつけた?なんて言うあたり、自覚がないのが余計にたちが悪い
安否のわからない息子の帰りを待つ間家事が手につかなくなるのはわかるが、目の前にいる娘や夫の食事は作らないのに、帰ってくるかもわからない息子には食事を作るんだな、というように見えてしまった
堤真一さんが日に日に消耗していく感じはさすが。
清原果耶さんも存在感が素晴らしかった。
そのぶん、岡田健史さんにはもう少し頑張ってほしかった。
一部分にひっぱられてしまって辛い感想になりましたが、映画自体はとても楽しめました。