13年前ならまだ笑って見られた。しかし東日本大震災やコロナ禍を経て、「ありえないことはありえない」ことを知ったので、笑いたくても笑えない現実味を感じて気づけば顔が引きつっていた。
途中でおおよそ結末は見えていたのにどこか希望を捨てきれないところ、有事において真実は限りなく不透明になること、隣人同士の意見は分かれ決して交わることのないこと、すべて事実だと私たちは身を持って知っている。願わくばこれから先の現実にこうした不幸が起きなかったとしても先人の教訓を忘れずにいざというときに最善の対処ができる世の中であって欲しい。
そういえばリーマンショックや9.11、遡れば大戦など悲惨な出来事は13年より前にも度々発生していた。そこから何を学べたのだろうか。
