koshijin

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のkoshijinのレビュー・感想・評価

4.0
久々に"入り込む"感覚を味わった映画。

それは誰しもある日突然訪れる。
そんなに特別なものではない。
周囲には理解されない孤独。
受け入れるかどうかただそれだけ。
自分自身がそれに気付けるかどうか。

一番目を引くのはやはり音響だが、それ以上に登場人物一人一人が生み出す機微に奥行きが感じられて、簡単にまとめる事ができない。

受け入れがたい現実に直面した時、元に戻る"希望"という中毒にどう向き合うか。これを2時間という枠で表現したこの映画が評価されるアカデミー賞で良かった。
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