インド映画356本目は世界で一番ヒットしたと言われている古典的な映画。
ちなみにこれを見る２ヶ月ほど前から、Time Out Londonのボリウッド映画歴代トップ100を少しずつみているのですが、3本に1本ぐらい登録があります。

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世界で一番多くの人が見た映画なんだそうです。
今もそうかどうかはわかりませんが、世界中、共産圏も含めて大ヒットしたということなので、当時の映画人口を考えると今だにそうなのかもしれません。（続きはネタバレなのでコメント欄へ）

インド映画史上屈指のヒット作にして古典的名作をようやく鑑賞。
当時の映画らしく社会主義的リアリズムとミュージカルとラージカプールのチャップリン的キャラが上手く融合されていて完成度が高い。とてもバランスが良くて共産圏でヒットしたのも納得。
ミュージカルシーンはどれも良かったし、ラージカプールとナルギスのイチャイチャ!が眼福だった。

プリトヴィラージ(父)
ランビールラージ(息子・成人)
バルビールラージ(息子・子供時代)
バシェーシュヴァルナート(裁判官)

のカプール家ホームビデオ。

というのは冗談で。プリトヴィ御大とその長男ラージさんのリアル親子で親子を演じた、父子の確執系どろどろストーリー。
主人公の子供時代を演じているのはカプール家三男で末っ子のシャシ。この頃からたまらん可愛い。チャーミングな犬歯…
裁判官の役でちらっとだけ出てる丸いおっさんは、プリトヴィ御大のお父様。別に役者ではない、お遊び出演。

これは一生言い続けるであろう事なんだけど、
カプールに貧困層を演らすな！！！！！
おかんが栄養失調で幻覚みるレベルに貧しいんだぞ！！！なんだそのむちむちぷりんなワガママボディは！！！健康体か！！！！
(余談なのでサクッとまとめますが、プリトヴィラージのカプール家の男どもは食い意地張ってるで有名です)


ラージ×ナルギスの裏社会ものといえば有名なのが『詐欺師(1955)』だと思うけど、似たようなテイストでもこっちのほうがよりダークめ。
途中の主人公の転落と葛藤を表してる曲のシーンが良い。
実質プリンセスセレニティなナルギスさんが拝める。美しすぎる…
個人的には詐欺師より全然好きだな。ラスト… ラストが… ウッ…