産婦人科の院長と助手が、美しい患者をターゲットにした昏睡レイプに勤しんでいく。後の人気AV監督・二村ヒトシが手掛けている、日活ロマンポルノ。インパクト重視のロマンXシリーズ。グラフィス製作。

本物の妊婦を女優に起用して、妊婦視点の心情吐露と妊娠中のセックスを演出。フィクションとドキュメンタリーが渾然一体となっており、真面目な性教育映画を見世物にするという、1950年代のエロ興行に回帰しているような印象を受ける。

中盤部の見世物エロでは、患者として訪れた女性たち（非妊婦）が、次々と分娩台に乗せられて、昏睡レイプを被っていく。患者が体の不調や悩み事を打ち明けても、「まず調べてみようねぇ」としか返さない院長が笑える。

クライマックスに入ると、冒頭の妊婦がガチンコの出産を迎える。帝王切開の様子が無修正映像で記録されており、医師がプロの早業を見せてくれる。この時の赤子だった人は、本作の存在を知らされているのだろうか。

タイトルにつられて見てしまった。本題に入るのはラスト3分くらい。