俺の一人娘が突然死んだ。
車に二度もひかれ、引きずられて、頭ぐちゃぐちゃで、かわいかった顔が誰かも分からないほどに。
受け止めきれないこの現実に、混乱と、行き場のない怒りだけが、自分を奮い立たせる原動力だった。
自分の娘だ、なんでも知っているつもりだった。
毎日側にいたはずなのに。
人は見たいものしか見れなくて、
苦しくて、悲しくて、どうしようもない。
それでも、明日はやってくる。
いつかやってくる折り合いがつく日が、
必ずやってくると、信じたい。
・・・そんな一筋の救いの光が見えるラストでした。
考えさせる、素晴らしい映画でした。
観れて良かったです。
ありがとうございました。