【人間という不完全な存在を露呈させた佳作】
なんとも重い重すぎる作品でした。
人間という極めて不完全な存在を露呈させた佳作。
古田新太が少しコミカルに暴れ回るのを予告を観て想像してたんですが少し違いました。
万引き犯は店外に出たら追いかけたら絶対に駄目なんですよね。
今作のような事故が起こるかもしれないですし追いかけた先で自分自身が襲われるかもしれない。
しかしあの冒頭のシーンは顎が外れるほどの事が起こるので閲覧注意です。
古田新太はモンスター化していくのは見ものでした。迫真の演技。
全体を通してほぼ救いのない作品ですが、
先日鑑賞した「由宇子の天秤」とテーマが地続きのような気がした。正義・正しさ、報道の姿勢、遺族の悲しみ。特にマスコミの報道に対する部分は重なる部分がおおかった。
今年スクリーンで観ておくべき作品。