吉田恵輔お馴染みの「憎みきれないロクデナシ」映画に新たな系譜！
古田新太を劇場のスクリーンで見たのはこれが初めてかもしれません。とにかく漁師姿が似合いすぎ。そしてあらゆる場面でパワハラぶりを炸裂する様がハマりすぎ。
その脅威を誰よりも受けざるを得なくなる松坂桃李、こないだ見たマル暴刑事役から一変、超ネガティヴなスーパー店長(親の七光り)役、全く違和感なし！
境遇的にも年齢的にも、親世代として同じ目線で見てしまうのはどうしても古田新太の方ですが、自覚してる限り、あそこまで徹頭徹尾全方位なパワハラはしてない！というか無理です！
きっかけとなる交通事故を機に、メディアからのバッシングを公平に受ける訳ですが、ニュースワイド番組のコメンテーター(ワイプ)や司会者のしたり顔がステレオタイプ過ぎながら過剰でもない再現ぶりが偏見に満ち溢れてて、思わず笑ってしまいました。
あとは、スーパーで働きながらボランティア活動もこなす「ザ・いい人」、寺島しのぶの過剰な善人ぶりも際立ってた。そんな人にも、いやそんな人だからこそ埋められない心の隙間があるんですよ…
しかし、最後の最後にあのラストはダメだ！勿論いい意味で、だ！
◯ベストシーン…
色々良いとこ多かったですが、一番印象的だったのは「特選のり弁」にまつわるやりとり、でしょうか…
