DamKeeper

空白のDamKeeperのネタバレレビュー・内容・結末

空白(2021年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

古田新太の暴走を観に行ったら、寺島しのぶが暴走してたので焦る。
話し違うじゃねえか。

古田新太と桃李は蚊帳の外。
直接対決は殆どない。

他者とコミュニケーションが取れない古田新太をどう決着付けるのか?と思ったら、後半急に人間味が増した。

修羅場の𠮷田恵輔にしては、穏やかに終わった。
過去作と違って主役が責任ある大人だからね。

情報の出し方、キャラ設定で破綻てる箇所多々あり。時間があれば後述します。

娘が事故る辺りまでは見事。

◼️追記
まず事故の状況がドラマ中の登場人物に共有されてるのか説明がない。
自殺した女性があんなに罪を感じてるのは、桃李が虚偽の説明をしてるのでは?と思ってしまう。

古田新太の人格が破綻している。
行動が矛盾しているというか。実際こういう人いるけど。
娘を愛してたろうけど、暴走する理由は古田新太のそもそも性格、メディア操作を間に受けてに見える。
とても『スリー・ビルボード』『プリズナーズ』のような親の執念、愛情は感じられない。

それと田畑智子。
何故ダメな古田新太に親権が有るかと言うと、田畑智子が浮気したから。
だから田畑智子にも責任はある。
古田新太を全否定は出来るような人じゃない。

メディア、寺島しのぶ、学校の先生、冷やかしで声をかけてくる、こんなステレオタイプのバカいますアルアルを延々見せられてウンザリ。
これ吉田恵輔というより『新聞記者』の河村光庸プロデュースのカラー。
真摯に詫びて自殺した女性とその親の対応が正解という導線も彼らしい。

この映画人と人とが一向に交わらない。
そんな世界『ヒメアノ〜ル』『愛しのアイリーン』のように、バッドエンディングで終わらすべきじゃない?
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