はまやらわ

空白のはまやらわのネタバレレビュー・内容・結末

空白(2021年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

もう二度と見たくない、気持ちが滅入る映画。
起きたきっかけは珍しいことだとしても、この手の交通事故などは、世の中には沢山あることだと思うと、車の運転もしたくなくなる。

意地悪な人物配置で、それぞれのキャラが嘘っぽくない。別の同じアイデアで始まる映画だったらこうはならないバランスだなと思った。役者達の演技も凄かった。
リアリティのあるエピソードやデティールが重なっていて、常に居心地が悪い気分。
忘れることは出来ないとしても、折り合いをどうつけるかが、乗り越えていく為には必要なんだろう。
それが出来ないと自分で死ぬことを選ぶ人も居るかもしれない。
映画を観た感想としては、人に優しくなろうと思った。

以下気になったところ
●花音役の人が素晴らしい。最初に車に跳ねられたあとのこっちを観る表情。忘れられない。
●スーパー店長の痴漢疑惑を売る学校の先生。
●妹にも同じ漢字の名前を付けるのは、ちょっと嫌かも。