ぎょ

空白のぎょのネタバレレビュー・内容・結末

空白(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

"誰も悪くない"
そして、誰もが起こり得る事。
他人事ではない事。

当事者、加害者、被害者、第三者、四者、メディア……など、事件に関わってくる人達の描き方が絶妙なバランスで、分かりやすかった。

自分の中から湧き出てくる初めての感情に対して、どう向き合えば良いか分からず吐き出す事しか出来なかった古田新太。
色んな人間と対峙して、徐々に咀嚼して受け入れていく姿を、最後には見る側を納得(?)させてくれた。

こっち系の映画はメディアの見え方が、本当に胸くそ悪くなるから好き。

"食"に関していえば、
今回はお弁当が印象的。
松坂桃李がのり弁が特選ではなかった時に、普段はそんな事でキレないのに感情のキャパオーバーで暴発してしまっていた。
たった、何百円かの事で。
最後のヤンキーのやきとり弁当のシーンも良かったなあ。
(地方スーパーのお弁当やお惣菜ってなんか惹かれてしまうよね!)
ぎょ

ぎょ