スミル

アイヌモシリのスミルのレビュー・感想・評価

アイヌモシリ(2020年製作の映画)
3.5
北海道にはアイヌという民族がいて、自然と共に生きていた。アイヌの文化。それを否定し日本人として生きるように強制した日本人。もはやアイヌという伝統も忘れ去られつつあり、アイヌがアイヌの言葉を学ばなければならない現実。
14歳のカント。アイヌとしてのアイデンティティーに悩む。母親は決して強制はしないよと言う。もはや観光としてのアイヌでしかなくなっていくのか。
アイヌとしての祭りを復活させたい人達。その土地で生きて伝わってきたアイヌ特有の考え方。それを私は良いとも悪いとも評価することは出来ない。
カントの強い目力が私の心を打った。彼はアイヌとして生きて行く道を選ぶのではないかと思えた。
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