このレビューはネタバレを含みます
すみません、僕には中途半端に見えた。
多分、いまの北海道の、アイヌの、その文化を継承する人たちのリアルに近いのだろう…だけど、あまりにも作り物感が強すぎる。どこか図式的ですらある。
反面、（これがリアルに近くとも）アイヌを取り巻く課題や困難を描き切ったとはお世辞にも言い難い筈。だから、フィクションというものがある。セミドキュメント的な作りが適していたかどうかは…改めて検討の余地があると思った。
とはいえ「アイヌ」の名をこのような形で映画史に刻んだことは、どれだけ称賛してもしたりない程。
いつか世界的な作品ができるんじゃないかな、と思っています。
この国の言論状況が腐り切ってしまう前に…
