やの

青くて痛くて脆いのやののネタバレレビュー・内容・結末

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

死んだと思ってたら死んでなかった。

たぶん大学生の時に見てたら共感性羞恥で私が死んでた気がする。

楓の、友だちが別の世界の人になって置いてかれたみたいな孤独感じるの分かるし、
秋好の、4年のうちに現実見て上手く生きる方法覚えるのも分かるし、
堂介なんて、ただの普通の大学生やし、
ポンちゃんの、鋭さ隠して楽しいフリする平和主義なのも分かるし。


細かい共感はあったけど、楓の一方的な思い込みが激しすぎて、いやいや怖ってなった。
(でもそれも客観視できるからか)
最後ちゃんと反省できる青年であってよかった。
そんな投稿にはみんな興味ないのがリアルで切ない。


ポンちゃんの「たぶん100種類くらいの私がいるけど、どれも全部私なんだよ」
脇坂の「みんな、誰かを間に合わせに使いながら生きてるんじゃない?」
って台詞が楽にしてくれた。


青春=黒歴史なのかも。
やの

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