青くて痛くて脆いのひらがのネタバレレビュー・内容・結末

これは本当に青くて痛くて脆い内容だった。
周囲に馬鹿にされながらもたった２人でスタートした組織が大きくなり、自分の存在がどんどん希薄になると切り捨てられたのだと痛い自意識から愚行がエスカレート。
何とも１人で出鱈目な暴走をしてしまっているのだが嫉妬心が大きくなった先にある感情としては身に覚えがあり忍びない思いにもなる。

住野よる・原作で且つ序盤やＢＧＭがキミスイそっくりで、あぁそう言う作品なのねと思ったのだが毛色の違う展開へのシフトがある意味斬新。

途中からは観ていて気持ちの悪い感情の方が膨らんでいくのだが、こんな人はいるんだよな世の中には。だから感情の映し出し方なんかは割と現実味を帯びてるなと思った。
でも冒頭で田端が述べてた生き方のポリシーみたいなアレ、陰キャだからちょっと共感してしまったの後ろめたい。