Tはっちょう

青くて痛くて脆いのTはっちょうのネタバレレビュー・内容・結末

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

なんだこのはなし!
メンヘラこじらせ男子・吉沢亮の大暴れ。
気持ち悪い!とたんかきる杉咲花のとき面白い。
あそこめちゃくちゃ感情の話になってく。
最初、世界を変える!と豪語する花ちゃんに少し泣きそうになった。この先、死ぬんだ…と。しかしそういう話でもなくて、変な裏切り。矮小化されたような。
・吉沢亮だけがセカイ系のつもりでいてしまったみたいな話。これ冗談じゃなく彼にとっては花ちゃんこそが世界(他者という意味での)になってて、それが崩壊してしまう。そこに耐えれなくなったから暴れた。
人を避け、否定しないという心理だった。
・ただ、これミスリードというか話に捻りを効かせるための展開にも思えてしまって、その割に話が小さいので「なんだこれ?」と思う人は確実にいる。セカイ系と思わせて下回る感じ。
・理想を大きく掲げて邁進し、大きくなる組織。とはいえ結局できたのは森奈々ちゃんの変化だけでそれ以外はなんも変わらない。つまりは、目の前の1人を変える、もしくは自分が変わるという範囲でしか本当の意味では出来なくて、それが世界を変えていく第一歩にもなる。
・ララランドだった。原作どうかわからないけど、そこを避ける事をしない邦画。みてる人は誰もが連想しちゃう。そこに例え演出の意図があるにしても変更はしないという。
・正しくあろう、正しくなろうとする題材ばかりで萎える。