このレビューはネタバレを含みます
タイトルに偽りなく、むしろ「青くて痛くて痛くてイタい」よ！…と、なにやらあいたたた…とダメージ受けて恥ずかしくて痛痒い。
楓が嫌っていたキラキラの人たち、じつはみんなふつうにいいやつなんだよな、とくにテンとか。（ただ、私もコミュ症気味なのでテンと友達になったら疲れるだろうし、そんな自分をますます嫌いになって結局テンのことを嫌いだと思い込みたくなるかもなあとは思う）
あ、でもポンちゃんだけどうにも不可解。
最初、テンの手先かと思ったけど特段スパイ行為や妨害もしてなかったし…なんだったのかしら。
とりあえず、秋好が生きてたこと、楓の復讐が正義ではなくほぼ逆恨みだったこと、が明るみに出るにつれてまんまと驚かされてしまったので予告の作り方大成功やな、と思います。
原作ではどんな感じで明かされていくのか興味がわいたので、さっそく原作本買ってきました。
しかし吉沢亮くん、ご本人紛れもなく超イケメンなのにこの映画の中ではちゃんとイタくて気持ち悪い青年なんだよな。さすがです。
完全に余談ですが、今までに観た「大学生活を描いた映像作品」の中で、なぜだか私はかなり上位にくる「自分自身の大学生活を思い出させる」ものになりました。
なんでなのかなあ、なんか。
大学の講義棟の、あの陽の当たらない廊下のこととか、ひんやりした空気のこととか、友達の安アパートのこととか、夜中までだらだらおしゃべりしてたこととか、いろいろ蘇ってきてしまったよ。
