去年の試写あと
2020.3.1
2020.10.31
2020.11.9と完成版は3回目。

正直　何度観ても
なんなんだ？
と疑問が残る作品。

近年　作品中で
基礎知識やわからないことの説明が
たらたら流れるものも多い中
ここまでなんの説明もない作品は
また珍しい。

3回目はヴィヴィアン佐藤さんと田中監督の
アフタートーク付き。

補完トークなしでは
この作品への思いを理解するのには難しい。

音による感性の研ぎ澄ましは
できるのかもしれない。


制作時、この作品には
事務方として関わっていた事もあり
客観的に観ることは難しいが
青柳さんのサークルボイスが
広まってくれることは切に願いたい。

新しい音楽の形がある
楽器が演奏できて楽曲があるといったスタイルからは溢れ落ちてしまう音楽

自分自身を世界、宇宙とチューニングする作業
周囲の人の声と調和し、そして空調の音や自然音などの環境音とも共鳴していくような感覚

青柳拓次なる人物を全く知らないまま
予告編に惹かれて鑑賞

新宿・中野界隈からスタート
カメラを持って公園探索したり、
ライヴで自分の子どもの誕生日を祝ったり、
子どもたちと水辺で遊んだり。
ここまでで70分中の30分くらいが消化される。
ライヴ行って知らない子供の誕生日のために
ハッピーバースデイを歌わされるって
自分が客で行ってたら勘弁してほしい苦行。

やっと「せかい」に出掛けるかというタイミングで
やむを得ない用事で離席。
戻ったら真っ暗な画面で大勢の声が響いていた。
強いて文字にするなら
「あーーーーー」みたいな声が
大量に重なり合っていて、
音程も伸ばす長さも結構まちまち。
でも不快感はなくむしろ気持ちいい。
最初の30分でハズレだったかと思ったのに
これは当たり映画だった! と思える声。
最初から聴きたかった。

舞台挨拶で観られなかった部分を補完。
あの声は青柳氏が開催している
サークルボイスというワークショップでの声らしい。
大勢で輪になって声を出して
共鳴を感じることを目的としているようだ。
聴いていても気持ちいいのだから、
参加した人たちはさぞかし気持ちよかろう。