【第61回カンヌ映画祭 ある視点部門出品】
第10回宇野港芸術映画座にてオンライン鑑賞。カンヌ映画祭ある視点部門に出品されたパレスチナ映画。アカデミー外国語映画賞パレスチナ代表にも選出された。
アメリカ生まれの女性がパレスチナへ帰ってくるが、彼女は数々の困難を乗り越えなくてはならない…
序盤の尋問シーンから緊張感を保ったまま、後半とんでもない展開になるのが面白かった。まさかそんな展開に転がっていくとは。ラストはもう一捻りあってもよかったのではと思った。放り投げっぱなし感は否めない。
三人の男女を通じてパレスチナの現在を映し出している。パレスチナに帰ることも他の国に出て行くことも出来ないという閉塞感。間違いなくパレスチナとイスラエルの諸問題を考える一助になる作品だろうと思う。