とにかくアニメーションのデザインが可愛すぎるのと、物語のテンポが凄まじく良い。
ストーリーの根幹にあるのは家族のわだかまりの解消だが、
それを肉付けする為の設定や展開が素晴らしすぎる。
誕生日に愛用のドライバーを家族に配りまくる父や、インスタで見る"素敵な家族像"に囚われた母。タウンページみたいなもので片っ端から恐竜の話をしてくれる話し相手を探す弟に映画オタクの主人公。
飼い犬は斜視で、蠅を飲み込んでしまったり気づけばゴミ箱から漏れた謎の液体を舐めているほどのアホっぷり。
人間に捨てられたロボットの反乱という
いかにも大作系のSF映画にもなりそうな設定だが、コメディタッチのこのアニメでも十分それを表現した。
個人的に印象に残ったのはやはり
AIが飼い犬を認知した時のバグ。
「犬?ブタ?犬?ブタ、、食パン!」って。笑
食パンではないだろうどう見ても笑
エンドロールはスタッフの家族写真と共に、クレジットの紹介が入るところもとても良い。
どこか2010年代前期のエネルギッシュな学園ものが流行った時のデザインを感じた。
前評判通り、間違いなく見て損はない。