このレビューはネタバレを含みます
人間、食べたもので出来ているみたいに
他人から受け取ったものがあることは自然に他人に渡せるんだなと。
異食症っていうフックで、「何を食べてきたか」っていう経験に注目が集まるから「どんな経験をしたから、今の自分になったのか」をより考えた。
終始、周りから主人公への愛情不足や関心不足を強く感じるエピソードの連続で、主人公を抱きしめたくなった。
生まれてからずっと自分そのものを否定され続けるのって、、、
結婚は幸せではない、暇を弄ぶ主婦も幸福ではない、子供を授かることが必ずしも喜びでは無い。
周りからの「幸せ」の押し付けに立ち向かう、新しい角度からのフェミニズム映画だった。