刺さりすぎてしまった
つらい
食べ物じゃないものを口に入れたり飲み込みたくなっちゃう主婦の話ね、と思ってた
あるあるの衝動だよね、
でも、度を超えたらどうなるんだろう
くらいの好奇心で見始めた。
最初はお金持ちの旦那様と結婚したけどお人形さん状態で虚無、みたいな話だった
勿論、旦那さんやその家族もみんな出来る限りのことをしてる、最大限寄り添ってるつもりだし、悪い人たちじゃない、のも分かる
でも無意識で所有物扱いされ見下されて、女には耐えられないシーンが至る所に用意されてて、
だからきっと、贅沢が出来て自由がある暮らしを一番に求める女性だったら良かったのにね。
今の時代は逆に分かった上で戦略的にそれを求める女性も多いだろうし。
でも彼女はそうじゃなかった、愛が欲しかったから。
妊娠からの異食っていう点からは「生むと生まれるそれからのこと」を思い出したし、
施設送りになりそうなくだりは「こわれゆく女」だった。
だけど後半急に展開される父親のくだりは、もう、ほぼ自分じゃん、みたいな気持ちになって
自分でもひく程泣いた
作品としてどうとか、感情が溢れ過ぎてしまって今は何も言えない。
ただ
「君は私と違う」
ずっとずっと、そう思いたかった
そう言って欲しかった
こんな人の血が1mmでも入っていて欲しくない気持ちと、遺伝子レベルで組み込まれてる事実
クソみたいな環境から解放されて生きてくのは簡単なことじゃない
わりとオシャレ映画だと思ってみたら不意打ちでノックアウトされてしまった。
