ENDO

才女気質のENDOのレビュー・感想・評価

才女気質(1959年製作の映画)
4.0
轟夕起子主演、こんなに堪能できるとは思わなんだ。橋を渡る人々の中から徐々に遊離して現れる夕起子。五月蝿くて人が散っていく家。大坂志郎は京都市内にあるイノダコーヒーに逃避。シベリア抑留帰りの葉山良二が発するイデオロギー、すぐに惚れる渡辺美佐子、落選する殿山泰司。脇の厚さに喰らう。もうずっと観てられる生活。私も昭和の家族みたいに煩わしいながらも生活したい。令和に生きる自分にとって昭和は既にSFなのだ。気づきの1本でした。おいど叩かれて生きる男たち。
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