コウ

蒲田前奏曲のコウのネタバレレビュー・内容・結末

蒲田前奏曲(2020年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

作品構成や展開方法テーマ設定等何から何まで 視聴者によって 評価が大きくっ変わる作品とただけど
個人的にはかなりの良作で 何度か見返したいと感じた

なにより 蒲田舞台でかつレトロな町中華や銭湯に行くところは胸が熱くなる…!

作品全体を通じて女性蔑視に対する批判や女性の生きづらさ それゆえに人格を使い分けざるを得ない歯痒さをシニカルに描いている

※全4話だけど 中でもよかった1.2話の感想のみ

【第1話】
古川琴音の魅力が冴え渡る作品
掴みどころがなく ミステリアスな雰囲気の彼女に周りの人が沼って行くところ 共感しかない
そして レトロな洋服が似合いすぎている。。

普段 自分を演じているからこそ ただただ奔放に楽しむために生きている 対極的な人に惹きつけられていく様子。。
また それが自分を客観視するきっかけになっているのが とてもよかった


【第2話】
一番分かりやすくてコミカルな話
気の置けない友人同士の微妙な距離感や価値観の相違を とても丁寧に描いている

社会的な自立や 結婚を始めとした異性との距離感
単純に善悪の二元論的に断定することが出来ない価値観についての お互いが話しあい
それでも 根本的には相手の価値観に理解出来きずに徐々に不穏な関係性に収束して行く様子は とても現実的だと思った
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