ほしママ

れいこいるかのほしママのネタバレレビュー・内容・結末

れいこいるか(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

子どもを亡くした元夫婦ふたりと
彼らを取り巻く人たちの20数年間。

後悔、懺悔~
心に抱えてるものは、いくつもあるけど
毎日を淡々と過ごしていくしかない。
出会った人から受け取り
出会った人に分け与え
月日が人を変えていくけど
全く変わらずそこにいる存在に
救われていたりもする。

描かれる月日は順に流れるけど
何年経過したかもわからないし
描かれる場所や人物も変わっていく。
でも、どこかで
繋がっているところがいい。

やっと、ふたり一緒に
れいこに向き合えた後
イチコがタスケに声をかける。
「芥川賞はいつとるの?」

イチコは無節操にすぐ男と
デキてしまうけど、相手はいつも
文学にまつわる男だった。
ずっとタスケが、れいこの父が
心にあったのかなぁ。

時の流れを老けメークしたり
大袈裟な台詞回しで
表したりしてないとこが好き。

きっと、この人たちは
今もこの町で、日本のどこかで
暮らしていることでしょう。

みんなが笑顔になれますよう。
ほしママ

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